教育理念

子どもたちに次代の主人公になって欲しい。

それがリトルアインシュタインの願いです。

時代の進化と共に、私たち人間に求められるものは大きく変化しています。

 

コンピュータが発明されてからは、複雑な情報処理もボタンひとつで簡単にできるようになりました。

そしてIT全盛期を迎えている今、情報処理も人からコンピュータの職域となりつつあり、時代はコンピュータが持ち得ない「創造性」をわたしたちに突きつけています。

 

そういった時代の変化の中で、人材育成を担う教育機関はどうあるべきなのでしょうか。

 

かつてから日本では、知識量を高めていく教育がなされています。

「創造性ゆたかな人材育成」が次代のキーワードとするならば、知識を習得させる教育だけでは事足りるはずもありません。

その知識を活かせる力、また活かそうと考える力を育成する教育が必要なのです。

複雑な計算や情報処理は、コンピュータが人間より優れた精度でこなしてくれます。それならば、わたしたちはコンピュータのはじき出す答えを新たな問題にし、さらなる答えを発見していく創造性を発揮するしか、新しい進歩はあり得ないのです。

今、時代はまさに、次代への移行を迫られています。

もうテストの点数だけを気にすれば事足りる時代は過ぎ去りました。

次代は、その先を考えられる力、創っていける力を求めています。

 

時代を泳ぐ教育から、次代へつなぐ教育へ。

リトルアインシュタインは、次代の教育を育てます。

楽しくなければ勉強ではない。

 「楽しくなければ勉強ではない。」をモットーに運営しています。

では、「楽しさ」とはいったい何でしょうか?

 

それは授業内容はもちろんですが、子どもたちの達成感を大事にしています。

もちろん、まだお腹の中の赤ちゃんや生後半年くらいのお子様に達成感は求められませんが、ある程度自我が芽生え始めたお子様には、お母さんや先生に褒められるということは、イコール達成感に結びつけられます。

2歳頃になりますと、仕上がった、解けたということで大人と同じ達成感があります。

苦労してやり遂げ、良い結果を生み出す。

苦労して覚え、人前で発表する、それを活かせる。

このような時「あぁ、やってよかった。」「またやってみたい。」という気持ちが生まれ、また勉強を始める。このような達成感による楽しさというものを、私たちは重視しています。達成感による快感を知っている子は、集中力、持続力があり、どんなことにも積極的に取り組める子どもに育ちます。

 

常に「脳」を意識して教育に取り組んでいます。

いったい「脳」のどの部分をトレーニングしてやればいいのか?

どうやって鍛えればいいのか?

このようなことを常に意識し、ひとりひとりに合った指導で、無駄の無い効率の良い訓練により、子どもの能力の向上を図ります。無駄がないので、子どもたちは楽に勉強ができ、勉強が楽しくなります。

脳の学習システム

 人間の脳では、コンピュータと同じような現象が起きています。入力された情報は、まず一時記憶の部位に保存され、記憶したまま作業が始まります。コンピュータの場合ですと、ハードディスクに保存された情報を意図的に引き出してきて、その情報、資料、作業システムにより種々の動作が可能となります。ですから、それぞれの部品のスペックを上げると、当然処理速度が速くなったり、同時にいろいろな作業が可能になったりします。

脳の場合ですと、与えられた視覚、聴覚、嗅覚、触覚などの情報は、まず前頭前野に一時記憶されます。その後、意識的にあるいは無意識のうちに、海馬の辺りに記憶された「定着記憶」の情報と、比較、合成等いろいろなパターンで思考が始まり、何かの答えが出てくるようになります。

しかし人間の脳は、コンピュータのように部品の買い替えはできませんから、いろいろな勉強をすること、記憶すること、思考の訓練をすることによってスペックをあげていく必要があります。

 

「うちの子は勉強はできるのに、単語のテストは中々点が取れないんです。」というお子さんは、前頭前野の訓練はできているのに、脳幹近くの記憶する部位の訓練ができていないのです。

「この子は、いろいろなことを知っているのに、勉強はからっきしなんです。」というお子さんは、定着記憶の訓練ができているかまたは発達しているのですが、前頭前野の訓練はできていないということになります。

「うちの子は覚えろと言えば、すぐいろいろなことを覚えるのですが、いざ勉強をさせるとなかなか答えが出せず、いろいろなことを知っているわりにテストの結果が出ないんです。」というお子さんは、思考力の訓練がなされていません。

 

このように、脳を意識してみると、発達している部位と未発達の部位があることに気づかれると思います。

 

では、脳はどうすれば鍛えられ、コンピュータのように高いスペックにすることができるのでしょう?

それは、思考・記憶・集中力の訓練をピンポイントで行ってあげることです。

早期教育の必要性

 「臨界期」という言葉をご存じでしょうか?

臨界期とは発達過程で、その能力を学習できる適切な時期があり、それを逃すと努力しても限界があるという考え方です。

では人間の臨界期はいつなのでしょうか?これは諸説ありますが、言語の観点から見た場合、0歳から8歳だと考えられています。

 

では臨界期を越えると、知能は高まらないのでしょうか?

いいえ、そんな事はありません。脳の機能には「可塑性」(復元したり、新たな通信経路を作る能力)があるから大丈夫なのです。

 

しかし臨界期を越えた子どもには、どうしても作れないものがあるのです。それは、「脳の使用領域」です。これは成長後の大きな「違い」として一生背負って行くこととなります。

 

以上のような事から、脳の臨界期に適切な刺激(トレーニング)を与えることにより、脳の器を大きくすることが可能となるので、正しい幼児教育、早期教育は必要不可欠なのです。

そしてそれは国語や算数に限定された狭義のトレーニングではなく、広義の思考トレーニングなのです。